2010年5月17日月曜日

~この国の不明はどこから?~

 
 民主党に特別な肩入れをするつもりはないが、小澤一郎幹事長の資金管理団体をめぐる検察審査会の出した全員一致の「起訴相当」。私達素人には、こわい地検特捜部が出した「不起訴」という結論に対して、単なる市民感覚や推測で全員一致で、この結論が導き出されたことに一種の危うさを感じる。もともとマスコミは広告主やマスコミ全体を支えている分子に気を使いすぎ、真の報道がおろそかになっている。普天間移設の問題も、一方的に2万人に及ぶ反対派の報道をするだけで地元にとっては、島の経済を維持する為にも賛成派が多数いるという報道を怠っている。真の議論に欠けている。
 
 50年続いた自民党のダメぶりに楔を打ち、民主党に大いなる負托を与えたにも拘らず、今のマスコミ報道は支持率の低下一辺倒の報道ばかりである。世論調査の方法は、裁判員制度の導入も含め無作為を謳いながらどんな方法で該当者を選んでいるのだろうと疑いたくなる。比較的交友関係が広い私でさえ、この裁判員に選ばれたという人を聞いたことがない。そもそも世論調査といっても1億2千万人の中、1500人位の人の調査データをまとめているだけである。どんな意図的操作も可能で、調査とはいいがたい規模とお思いにならないだろうか。民主党の肩を持つ訳ではないが安易に支持率報道をして欲しくない。
 
 温暖化も不都合な真実と脚色しながら、昨今の気候は寒冷化とも思えるような状況。政治家たる者、この国を良い方向に舵を切るのに、周知を得て分かりきっているのに、その入口で目的地を見失っているような始末である。志(こころざし)以前の野心家集団としか思えない状況である。前向きな議論を尽くし英断をもって皆で力を合わせて日本丸を動かすことがどうしてできないものなのだろうか。

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